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l'encens lunaire

-香りのある暮らし-

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フレグランス納め

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さて、お香ネタだけでは片手落ち!
というくらいの、ドドはまりなんだから、
明るいネタで今年を締めくくりたいと思います。

このブログを初めた後、
フレグランスにはまった年と翌年辺りは、
重々吟味して買ったはずも、今や全く使わなくなってしまったハイクラスものが多数あり
今となってはもう、onz 痛いのなんのって。

鼻が鍛えられたということもあるかもですが、
むしろ、いろいろ嗅いで、好みがよりはっきりしてきた結果、もっと他に使いたい香りがあって、使わなくなったという方が正しく、
時々どこからか、その香りが漂ってきて「あっ、良い香り!なに?」という私に家族が「あなたが使わないと言って押し付けてきたのでしょう」と言われるというね。いやいやいや。
使い終わってから買えや!という心の声も聞こえなくもないですが、それを我慢できてたら、香り好きじゃないです。

フレグランス繋がりの友達が、ボトルコレクターということもあり、頑張って方々探して購入するうちに、セット売りでどうしても他のフレグランスがついてきてしまい、だぶつきもかなり多くなってきたので整理したら、なんとその数400本!というね。彼女のコレクションは大変素晴らしいです。並々ならぬ努力の賜物。完成された素晴らしい「香」というものに、『名香』のボトルフォルムの「美」が加わってしまうと、それほどまでに人を虜にしてしまう「フレグランス」。
まぁ、コレクターっていうのは、どんなもの集める人も同じでしょうけれど。
私も寸でのところで踏みととどまっており、先日、文字通りあんぐりと、口がパクパクしてしまう出物を発見してしまい(私はボトルコレクターじゃない~!)と、ぐっと心の内に欲望を止め、そのお友達に泡くって連絡するにとどめました。危ないわー。一寸先は・・・ですわん。

で、私の今の持ち数は?\('_\)(/_,)/

どこが明るいネタなんだか。

しかし、沈香マニア、『姿』コレクターとかね、万が一そんな欲望が1ミリでも沸いたらね、脳をかち割ってもらわないとね。私は焚いてなんぼと思ってるので『姿』はただの1つも持っていないし、空焚き用の沈香そのものも【もったいなくて焚けない】という性格が幸いして、買わないので増えません。むしろ使いもしせず、断捨離もできずで、ストレスになってるという。(笑)

明るいネタかどうかはさておき、
フレグランスについては、今年また新しい考察もあって、マニアとしては一人勝手に感じ入ってるわけですが、
今年最後に清水寺の舞台から飛び降りた画像を載せておきます。
自慢する訳じゃないのですが、たまには絵があった方がいいかなぁと。記念撮影を兼ねて。
あるゆる意味で思いきった購入でした。こちらのブランドでは、すでに大好きな香りはフルボトルで購入済。なかなか他の香りを試す機会がなく、なにしろこのブランドに惚れ込んでしまいました。これほどの思いきりはこれっきりにしたい。というのは、ほんとにもう(あなた、充分な数持ってるでしょ!)という心の声です。うーん。どうだろ。来年の春、危険な予感であります。

2019年も『香』でますます元気に過ごそう。

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故人を思って作る『香』

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1年以上放置です。

『香』に飽きたわけではありません。
むしろドツボにはまる一方です。
このブログを始めた頃は「お香」がメインで、主にお香の活動や香りにまつわる話を書いていましたっけ。覚書です。

私個人で行うお香講座はめっきり減りました。
宣伝してないどころか、最近はとにかく時間がなくて自宅で作る機会も減ってしまいました。
講座のお手伝い等は、細々と活動はしております。

フレグランスもドドツボ状態ですが、
それは得意の\('_\)(/_,)/オイトイテネー

久々に私個人の理由で作ったのは、亡くなった大好きな伯父のため。

あらためて故人を思って作る『香』について考えさせられました。

亡くなった伯父との思い出
子供のいなかった伯父は姪の私をとても可愛がってくれました。ずっと行きたくてたまらなかったプラネタリウムに連れ行ってくれたのは叔父でした。東京タワー、蝋人形館、上野動物園のパンダ、よみうりランドのプール、etc
地理的に両親とは行けなかった、私の行きたい所は全て伯父が連れて行ってくれました。楽しかった夏休み。初めて一人で飛行機に乗ったっけ。
大人になって、どうしてもっと伯父を訪ねなかったんだろうと、もっと思い出話をして、楽しかったことをいっぱい話して感謝の気持ちを伝えたかった。後悔でいっぱいです。涙でいっぱいのお葬式でした。そして、今これを書いていてボー泣き。

不思議なものでお線香作りは涙でいっぱいにはならず、ただ伯父を思いながら作りました。香原料の香りに癒され心が静まっていき、ただ無心に作っていたように思います。

納骨の日にお線香を作って持っていきました。自分だけ備えればいいやと手にお線香を入れた瓶を
持っていました。お寺のご住職が「お線香をどうぞ」しきっていた従兄が「・・・」「あれっ、誰か線香持ってる!?」(笑) 思いがけず全員で私の作ったお線香をあげて、伯父の冥福を祈りました。私が作っていってなかったら?(笑)

また伯父のためにお線香を作ろう。作りたい。伯父を懐かしむため。伯父への感謝の気持ち、お線香の煙が天に運んでくれるでしょう。そして優しい香りは私の心を癒してくれます。

こればっかりはフレグランスではできないことなんですよ。フレグランスにはフレグランスの良さ、お香にはお香の良さ、そして、役割がありますね。どっちも必要!

『香』の調合を習うと決めた時、
興味がわいたからとはいえ、趣味で習ってどうするんだ?とも思ったけれど、とりあえず、なんとなく、勢いなんでか習うことして、特に自分で作って売りたいとか、講座を開きたいとかは思わなかったけれど、
ふと、お線香を他界した大事な人のために作る、個人に思いを馳せながら作るのっていいなと思っていました。実際、知人がそういう理由でうちに作りに来てくれたことがあって、とても喜んでくれて、そういう場をもうけることができたらいいなという思いはありました。

いつか自分にもその時はくる。きた。きてしまった。

そして、やっぱり、『故人を思って作るお線香作りの会』とか、できるといいのになぁ。と今一度思ったのでした。

来年は身近な人から企画してみようかなぁ。

お気に入りの香りを見つける ~ 大きな決断 その後

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2年半程前に大きな決断というタイトルで、某ブランドのフレグランスコンサルを受けて、選んで頂いたEDPを購入した話を書きました。さて、2年経って、その決断は果たして正解だったのか?

答えはふたとおり。

この後、いったい何度大きな決断をしたことか。
同じブランドでもこの2年の間に同価格帯のフレグランスを、ほぼ自分の鼻だけで、数本買いました。どれもこれも好きな香りであることは間違いないです。ほぼというのは、お店の人のアドバイスとか友人のコメントとかも参考に入れてるからです。

で、じゃあ、出番の多いの、もしくは使いたくなる頻度の高いものは?となると、その時のコンサルで選らんでもらった3本のうちの選ばなかったクラシック・パルファンなのでした。その時に買ったものではないけど、選んでもらったうちの1つが大のお気に入り(P,EDT,EDP全部揃えました)ってことで、コンサルはしっかり私の嗜好をとらえて、ぴったりの香りを紹介してくれました。このコンサルを受けてなかったら、たどり着けてない可能性もあると思います。
何故、最初に買うときにこっちを買わなかったのか、というのはちょっと脇に置いておきます。トリアエズ

で、当のEDPはというと、いろいろと小分けしてあげてる母からのリクエストが抜きん出て高い。私の鼻は母の使っていたフレグランスが育てたわけなんで、なるほど私も母も好みのストライクゾーンなのは間違いないです。

フレグランスコンサルはいろんな意味で結果はバッチリ受けて良かった!ただ、その時に購入したものよりも、後で買ったものの方が私は好きで、さらにあっていたようです。ということで、答えはふたとおりってことになるかな。

フレグランスは、ムエットで気に入っても肌ではダメっていうのはザラ。逆にムエットで気に入らなかったら肌に乗せる気にならないから、根拠があってきちんと薦められでもしない限り、肌では試さない可能性も高いから、ただその香りが好きなだけだなく、自分(肌)に似合う香りを見つけるのは遠い道のりです。

自分だけで香りを探す時は、頭が自分の好きな香りはこんなの!って勝手に考えてたりしてて、能書きも目眩ましになったりします。そして、腕に試したくらいでは、ほんとのところはわからないというのが、私の結論です。何度もお店に足を運んで腕で試して買ったのに、のに!、お蔵入りしたものがいくつかあります。残念至極。

そう考えると、数あるフレグランスの中から、ドンピシャの香りを選ぶ技術って凄いですよね。まぁ、肌との相性はプロにも予測はつかない部分はあるとは思います。けど、プロならそのフレグランスがどう変化をしていくか、自分の肌はもちろん、たくさんの方に紹介していく中での経験値もありますしね、頼りなるのは間違いないないと思います。

実はつい先日、2度目のコンサルを受けました。季節も違うし2年半経ってますし、そろそろ受けてみても面白いかと受けてみました。ほとんどノーマークだった香りを紹介され、ムエットではピンときませんでしたが、せっかくだからと試してみて、その香りに悩殺されました。プロのコンサル、恐るべし。

というわけで、フレグランス・コンサルティング、お薦めですが、好みの香りを話に聞いて薦めるとかのコンサルではなく、実際にフレグランスとして完成する前段階の種々の香りを聞きながら嗜好を割り出していくタイプのコンサルがお薦めです。

香りへの興味はつきず、次から次へと欲しい香りが増えていく。でも、どんなに手持ちが増えても、これは手持ちに外せない!という、香りを見つけられたのは幸せなことです。選んでくださった方に感謝です。

ブランドの垣根を越えて、そういう実際に鼻を使って嗜好を割り出すコンサルがあったら、より選択の幅が広がっていいですね。


体感することの重要性

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いつになったら、満足するのか。

フレグランスのことです。
とにかく、ひと昔前と違ってあるわあるわ選び放題。名香と言われるものだけでも多々あるのに加えて、新作もどんどん出るわ、まだまだ日本に上陸していないブランドもあるし、あれもこれもまだまだ興味も物欲もつきない~。

お香(お線香)も時々デパート等で、知らない銘柄を見つけます。フレグランスよりよっぽど買い求めやすい値段のものがほとんど。

※お香も目をむくような値段のものもあります。伽羅を使った商品等。お寺向けの商品には一般の方が使う商品とは違って、量もそこそこあったりしますが、とにかく最上級のものは百万超える商品があったりしますから、小ロットでもン十万円。お香に限らず高級品は天井知らずのところがありますよねぇ。※

なのに、お香(お線香)は今使っている数種で満足しており、興味はわくものの、財布の紐は固く購買欲は抑えられる。お香だって、フレグランスとは香りのタイプが違うだけで、千差万別の香りがあって、新しいものも発売されてるけど、何故か買ってまで試そうとは思わない。

何故だろう!?

んで、フレグランスはすでに購入したものの中に満足できる香りはいくつもあるにも関わらず、興味と購買欲はなかなか下火にならなくて、困ったものです。しかも、庶民が購入できるレベル?としてデパート等で購入できるフレグランスの高いこと。高いこと。

この温度差は興味の度合なのかしら。
私としたことが、頻度はそう多くないとはいえ、お香に関わるお手伝いもしているのに、興味嗜好がフレグランスに傾いている!?

と、ふとその原因に思い至りました。

「お香は気軽に焚いて試させてくれない。」からだー。

デパートでは他の商品に香りが移ると困るだろうし、火を使えないというハードルがあるかも。でも、お香専門店も頼まないと焚いてくれない店がほとんど。昔blogにも書きましたけど、黙ってても売れるもんだから仏頂面の店員ばかりで頼みにくい老舗、渋々で少しならとか言いやがった路面店、商業ビルのテナント店はダメでした。積極的に焚いてくれる店舗はないに等しい。(私の経験では一店舗だけ。)

比べて、フレグランスは目をむくような値段のフレグランスだって、進んで試させてくれますからね、「なんていい香りなの~!?」って、一発で脳をやられて、そりゃ購買欲も湧くってもんですよ。

お香を買ってまで試そうとは思わない。って素直に書いてましたけど、そうなんですよ。フレグランスは買う前にそれなりに試せるわけ。充分納得してから買えるんですよ。(後でやっぱり違ったってことも時にはあるけど、それはまた別な話なのー)
比べてお線香は気軽に焚いて試してから買えないから、購入=博打になることを承知で、お札何枚も出しますか?って話ですよ。まぁ、私の場合ですけど。

先月のイベントで、いつもは持ってこない銘柄のお線香が数種あったんです。商品を陳列してて、おっ!?これは何だ?となったわけです。スタッフみんな興味津々ですよ。良い沈香を使って合成香料をあまり使っていないものほど、上香りではそのお線香の良さはわかりません。野外ですしね、早速試させてもらいまして、スタッフみんな即決です。やっぱり実際に試して気に入れば欲しくなるんですよ~。
そして、みんな喜んでお線香を買い占めたすぐ後のことです。「これは何?いい香りね!」とイベント開始前に早々にいらしたお客様が…。「すみません~。スタッフで完売しちゃって…。」(社長ー!正直すぎです……) お香の香りに誘われたのでしょう。そのお客様には他の銘柄をお薦めしたところ、試し焚きの香りに納得して購入してくださいました。考えてみたら、このイベントに限らず、いつもお香教室等でお線香を薦める時は必ず焚いた香りを試していただいているのですよね。私はどんなに良いお香も実際に試さないと、言葉だけでは商品の良さは伝わらないと常々思っていました。私がお線香をいろいろと買わないのは試せないからだという単純な理由が、当たり前過ぎて?逆に気がついてなかっただけでした。(笑)

お香も家庭の仏壇離れのせいもあって需要が減りつつあり、さらに日常使いの需要がなかなか広がらずにいて難しい状況のようですが、仏壇には良い香りを供えてもらう、良い香りは普段にも気軽に使ってもらう、そのためには、やっぱり実際の香りを試してもらう、香りの良さを体感してもらうことが大事だと思います。今の販売の仕方を見直す、工夫することも、売上増、もっと言えばお香という文化を廃れさせないためには必要だと感じます。

さて、私のフレグランスへの興味を終わらせるためにはどうしたもんかなー。試さなければ良いかと言うとそうでもない。なぜならすでに欲しい香りは記憶にはっきりインプットされており、リストは長いのです。サンプルもたくさんあるし、気に入ったサンプル使いきる頃にはボトルが欲しくなるのですよ~!

そうだ、お線香売り場で試し焚きできない場合はサンプルあげるとか、数本で何百円とかで売れば良いのですよ~。
フレグランスもサンプル売ってくれればいいのにな。(って、結局フレグランスで〆かい。)





今日この頃

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気がついたら、1年何も書かずに放置してしまったわけですが、

私の香り好きは相変わらずで、お香も焚きますし(作りますし)、フレグランスには財布の紐がゆるみます。

気がつけば、お香の調合を勉強してから10年経っていて、月日の経つのの早いことといったら。

お香の活動では、blogでも何度か紹介している春のイベントは今年も雨の降るなか行われました。寒かったのなんのって、桜は満開なのに残念なお天気となりました。このイベントは毎年ほぼ同じメンバーでお手伝いしていて、さながらプチ同窓会のようでもありますが、お客様の中にも毎年楽しみにいらっしゃっる方も多く、再会も楽しみの1つです。特にお子様は成長されてますしね。

一昨年、復活したフレグランス。
お香の調合がきっかで使わなくなっていたフレグランスですが、なぜ復活したのか、考える機会が何度かありました。
考えてみたら、きっかけは、当時行っていた美容室の美容師さんだ!とふと気がつきました。彼が行く度に、呪文のように数々のニッチフレグランスの名前を耳元で囁いていたのが、いつまにか脳にインプットされていたんですね。私は「へー、フレグランス好きなんだな~。」と、いつも唐突に始まるフレグランスの話に「今度試してみるねー」と流していましたが、そのうちほんとに試そうという行動に出た結果が、フレグランスへの回帰になったのですね。しかし、なんで試そうと思ったんだか催眠術にでもかかったのか? というか、それよりもなんでいつも私にフレグランスの話をしつこく(笑)持ち出していたのか?

そうか、よっぽど私がお香臭かったのですね。(笑)

自分(家族も)では気づかないほど、お香の香りが自分の衣類や持ち物や家に染み込んでいることに、気がつく機会がほとんどなかったのですよね。
何度が指摘された時は良い意味、良い印象として言われましたが、香りは、そう!好みが大きいですし、件の美容師さんは私のお香の香りは褒めなかったので、もっと違う香りをさせてればいいのにと、思って教えてくれていたのかと割りと最近気がつきました。遅っ。

それにしても、昨今、某製品のCMで家臭なんかも取り上げられてますけど、鼻は自分の香りにはほんとに、すぐ慣れてしまいますから、お香にしてもフレグランスにしても、どんだけ周囲に香っているのかというのは、気になるところです。

というわけで、
お香の香りはつけようと思ってつけていないので仕方ないとして、まあ周囲に迷惑になるほど香りませんから、許して欲しいところですが、
フレグランスについては、職場で上手につけてる方がいて、側によった時だけフワッと香るんですよね。私はどうなんだろうと思っても、なかなか誰にでも聞けない。つけるときは自分にだけ香るように肌のお腹の辺りにつけたり、最近は拡散性の低いパルファンを上手に利用したいと思っています。

先日、海外旅行客の多い場所に行く機会があって、どんな付け方してるのやら、けっこう拡散してる人がいまして、私的には「おっ、いい香り~。」なので嬉しかったのです。逆に日本人ってほんと無臭か、もしくはタンスの樟脳の香りさせて逆に臭い人の方が多いし、樟脳ならまだしも、生活臭させてる人の方がフレグランスの香りをさせている人よりよっぽど多い!と私は思うんです。
日本人も、もっと香り上手になったらいいのに思う今日この頃です。



春の香り

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ふき

春になると祖父と祖母がふきを取りに行っていました。
家族みんなで大量のふきの筋をとりましたっけ。祖母が甘辛く煮てくれたのを思い出します。美味しかったな~。

ほんの数本のふきを料理しました。
まな板の上で塩で板ずりした瞬間、ぶわーっ!とふきの香りがして、それはまさしく春の香り。

とっても自然な豊かな大地の春の香りです。

春のせいか、最近は春のさわやかな香りを身にまといたかったのですが、春の香りって?
このふき香りにはどんなフレグランスの香りも敵わないと思いました。
身につけるわけには、いかないですけどね。

※※※※

この懐かしい香りに、祖母のこと、祖父のこと、幼い自分、当時住んでいた家、ふきの香りと共にたくさんの記憶が一気に甦りました。ふきの香りなんて忘れていたのに、香りを感じたとたん、その香りは脳に鮮明に記憶されていて、同時に香りをとりまく記憶も呼び覚ます。香りは記憶のスイッチ。覚えている脳も凄いけれど、「香り」のそのものの持つ力も凄い。

以前見たテレビ番組で、事故で嗅覚を失った女性が、生のローズマリーを刻んだ瞬間、その香りを感じて、なんと失った嗅覚まで取り戻したというエピソードがありました。「ローズマリーは記憶のために。」という言葉がありますが、この言葉以上のエピソードですね。にわかには信じられない。でも、アロマセラピーとしてごく一般的に受け入れられている以上に、香りには、他にもっと凄い魔法、パワーが潜んでいると思います。人が香りに魅力を感じるのは、ただ良い香りだからというだけではなく、知らず知らずのうちに、いろいろな恩恵を受けているに違いありません。凄すぎて逆に香りの効果とは結びついてなかったりするかも。それは、知らないからこそ、気づかないからこそのパワーかもしれません。それこそ真の魔法。知らないからこその魔法だったりして。

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